妊婦救急最長搬送時間149分

  奈良県内の妊婦が緊急搬送された病院で受け入れを断わられた問題は、千葉県ではありえないなどとは言えない状況が明らかになりました。
県が緊急で調査集計した2006年度中の妊婦救急搬送の状況については、別表のとおりです。現場到着から妊婦と医療機関に収容するまでの最長搬送時間は149分(八千代市消防本部)もかかっており、命に係わる重大な問題です。
現在、県内には、総合周産母子医療センターが5施設、周産期医療施設及びこども病院が4施設あります。(別表)

平成18年度の妊婦(妊婦の疑いも含む)救急搬送の状況
医療機関への受け入れ要請回数の状況

要請回数

1回

2~5回

6~10

11~15

16回

17回

件 数

723

90

  • 11回は柏市消防本部、12回は市川市消防本部、流山市消防本部、16回は八千代市消防本部、17回は千葉市消防本部

総合(地域)周産期母子医療センター

施設名

新生児集中治療室

母体・胎児
集中治療室

東葛南部

東京女子医科大学
八千代医療センター

15

船橋中央病院

12

香取海匝

旭中央病院

安 房

亀田総合病院

君 津

君津中央病院

合   計

54

18

  堂本知事は、妊婦救急搬送問題で、病院への搬送を何回も断られるようなことについて「一回でもそういうことがあってはならない」と語っています。
安心して子どもを産めない実態が明らかになった今、県の真剣な取組みが早急に求められています。


2007年9月1日

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