市立病院の存続を求めて市民集会を開く=銚子

  「医療を守る市民の集い」が19日、銚子市内で開催され、市民ら700人が参加、会場は熱気に包まれました。
全国の自治体病院が経営に四苦八苦しながらも、一昨年誕生した岡野市長は、市長選挙での最大公約が「市立病院の存続」であり、最近までの市政座談会のどの会場でも「公設公営で頑張りたい」と訴えていました。
しかし、7月7日の記者会見で「市立総合病院を9月末で全面休止、事務職員を除き病院職員を整理解雇」と急転させ患者、家族、病院職員、市民は驚きととまどいを見せています。
市長は「病院に予算を垂れ流しにしていては市が潰れてしまう、県の振興資金貸し付けも要望した10億でなく3億ではやりようがない」と、まるで県の責任に転嫁をしています。
確かに市の財政は厳しいものがありますが、市内2校の市立高校の統廃合を強引に進めたり、新設校の建設に60億を投入、さらには2箇所の新設公園を整 備しようと土地購入が準備され、大型プロジェクトに余念がありません。市長は市民の声に耳を傾けようとしません。
加瀬庫蔵市議会議長は「9月でスタッフがいなくなれば機械もダメになってしまう。民営化もむずかしい」と廃止反対を表明。会では、集会参加者の声を市 長に届け、さらに公的医療の存続署名を取り組むことを確認しました。署名は7月末までに目標の2万人を目標にしています。

20080725

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